社長ブログ
故人への手紙
初めて故人に手紙を書いた。2009年12月9日の深夜、小脳出血で他界した仕事の相棒の川上博重に宛てて書いた。当時、彼は44歳だった。
「博重さん、あれから14年ですね。この年月あなたのことをしばしば思い出しては、笑ったり涙ぐんでいる日々です。
こちらから、そちらの様子を知ることがなかなかできませんが、そちらからはこちらのことはよく見えているでしょう。わたしは相変わらずのずっこけで笑えるでしょう。でも時々、あなたの心配や助けを感じています。
(中略)
わたしは、あなたが命をかけて戦ってくれたストローブの事業を世の人々のために飛翔させる夢を絶対諦めないので、これからも助けてくれるとうれしいです。あなたの大切なご家族がもちろん1番ですから、その次の次くらいでお願いします。そして、わたしも博重さんのように立派に戦い抜いて、喜びの再会の日を楽しみにしています。
いつまでもあなたの友、今井裕一より 2023年12月9日朝」
わたしも今年で64歳になった。やることなすことすべてに失敗し、KFCを軌道に乗せたとき67歳になっていたカーネル・サンダースに比べればまだまだ若いが、棺桶に入るまでに、積層型静電アクチュエータ(静電発電素子)Simple-tonの技術を事業化し軌道に乗せねば。