社長ブログ
一流選手とサボテンの花と
西脇工業の渡辺公二監督が高校駅伝連覇の祝勝会で、「監督は三流だけど、選手が一流」とおっしゃっていた。僕も同じ気持ちだ。
僕は仕事で、研究開発拠点のある東工大横浜ベンチャープラザと岡山県高梁市のオフィスを行ったり来たりしている。高梁市のオフィスは、今年創業120年を迎える関連会社、(株)イマイ本社に間借りしている。
そのオフィスに、東京や岡山市方面からいろいろなお客様が来られるが、しばしば、「社員の人たちが素晴らしいですね」と言われる。全然違うテーマの話でお見えになられているにもかかわらずである。
僕は、その素晴らしさとは、ひたむきに一つのことに取り組み続ける真摯な態度や笑顔、思いやりに現れていると感じている。
彼らの一流の素晴らしさに、生き物や植物も呼応しているかのようだ。昨年、会社の入り口付近に棲み着いた雨蛙が今年もまたやって来て、和ませてくれる。会社の人がマルタンと名付けた。オフィスには観葉植物類がいろいろと並び、自然の雰囲気を醸し出していて、その中に、社員の人たちが11年前に育て始めたサボテンがある。当時は、ひょろひょろであったそうだ(僕は心に留めたことさえなかった)。それが8年もの間、辛抱に養い育てて遂に9年目にして、初めて美しい花を咲かせた。そして、先月まで3年続けて花を咲かせ続けている。サボテンの鉢には、会社の人が「ありがとう」と書いた札をさしてくださった。
僕も会社の人たちのように、いつも感謝の気持ちを持ち、諦めずにひたむきに研究開発に打ち込み、産業貢献の花を咲かせたい🌼
会社の人がマルタンと名付けた二年目の雨蛙
3年連続で美しい花を咲かせたサボテン
サボテンの鉢には「ありがとう」の札が